死と再生の音楽
ある人の友人が「人生最後にはグールドの1981年録音のバッハのゴルトベルク変奏曲を聴きたい」と言ったそうだ。 その話を聞いた真冬の夜、私は池袋の東京芸術劇場でコンサートを聴いてから編集の続きをやるために半蔵門のスタジオに…
ある人の友人が「人生最後にはグールドの1981年録音のバッハのゴルトベルク変奏曲を聴きたい」と言ったそうだ。 その話を聞いた真冬の夜、私は池袋の東京芸術劇場でコンサートを聴いてから編集の続きをやるために半蔵門のスタジオに…
バッハのマタイ受難曲は私にとって特別な音楽だ。 初めて聴いたのは高校生の頃。今は亡きソルフェージュの先生がバリトン歌手で、ドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と聖トーマス教会合唱団の「マタイ」を絶賛していたのが…