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イル・ヴォーロ 約2年ぶりとなる来日公演がスタート

IL VOLO


イタリア語で“The Flight”(飛行)を意味するイル・ヴォーロ(IL VOLO)2度目の来日コンサート・ツアーが5月13日、横浜みなとみらいホールを皮切りにスタートした。2017年11月の初来日から少しだけ大人っぽくなった彼らの圧倒的な歌唱力に、公演初日の会場は再び熱狂の渦に包まれた。

(情報提供:SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)

イル・ヴォーロ 約2年ぶりとなる来日公演がスタート

日本でのデビュー盤リリースは2年程前だが、イタリアの主要テレビ局「RAI 1」 の人気オーディション番組にそれぞれソロで出演していた3人がユニットを組み、音楽界の大御所トニー・レニスの目にとまってメジャー・レーベルと契約を結んだのは2009年。つまり今年は結成10周年を記念する特別な年である。ちょうど日本でも4年ぶりの新しいスタジオ・アルバム『MUSICA~愛する人よ』が発売されたばかりで、まさに絶好のタイミングでの来日ツアーとなった。

今回のプログラムも彼らが敬愛する、偉大な3大テノール(プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラス)を彷彿とさせる幅広いレパートリー(※イタリア・オペラの王道アリアから、カンツォーネ、ミュージカル・ナンバー、ポピュラー・ソング)を意識したもの。2016年にフィレンツェでドミンゴ本人をゲストに迎えて実現した2万人のライヴ(※CDでも発売中、またスクリーンで楽しめる映画版も今年7月19日のBunkamuraル・シネマを皮切りに全国順次ロードショー予定)と重なる曲目も多いが、当時よりも声の円熟味が増した3人の成長ぶりを発見する楽しみもある。演奏は来年、創立30周年を迎える東京ニューシティ管弦楽団、指揮はミラノ・スカラ座を始めとする世界の名門歌劇場やコンサートホールでキャリアを重ね、スター・オペラ歌手との共演経験も豊富なマエストロ、マルチェロ・ロータが務める。

イル・ヴォーロ 約2年ぶりとなる来日公演がスタート

ステージはプッチーニの歌劇《トゥーランドット》のあまりに有名なアリア〈誰も寝てはならぬ〉をオープナーに、ララ〈グラナータ〉やレオンカヴァッロ〈朝の歌〉など、お馴染みの人気曲で幕開け。低めでロマンティックな声を持つジャンルカ・ジノーブレが甘い雰囲気で歌い出しを担当し、ソウルフルな雰囲気のイニャツィオ・ボスケットがそれを歌い継ぎ、ハイ・テナーのピエロ・バローネがうっとりするような高音を響かせる…もはや定番となったその一連の流れが美しい。

加えてそれぞれのソロ歌唱も大きな楽しみのひとつ。ユーモラスな表情とトークも楽しいムードメイカーのイニャツィオはドニゼッティの歌劇《愛の妙薬》から〈人知れぬ涙〉とバーンスタインの大ヒット・ミュージカル《ウエスト・サイド・ストーリー》より〈トゥナイト〉を見事に披露。映画スターやモデルを思わせる容姿のジャンルカはロッシーニの歌曲〈踊り〉とギター協奏曲が原曲のロドリーゴ〈アランフェス〉で悩殺。クールなメガネ姿がトレードマークのピエロは、ヴァルディ《リゴレット》の〈あれか、これか〉とサルスエラの難曲〈そんあことはありえない〉をヒロイックに決める。3人とも歌い終わった後には、女性ファンから抱えきれないほど花束が届くのもお約束で、微笑ましい。

また、3強ユニットであることを活かして、ふたりずつ3組のデュオを結成できるのも素敵。ピエロ&イニャツィオがチレアの歌劇《アルルの女》から〈フェデリコの嘆き〉を、イニャツィオ&ジャンルカが《ウエスト・サイド・ストーリー》から〈マリア〉を、そして、ピエロ&ジャンルカでフランク・シナトラの歌唱で知られる〈マイウェイ〉を歌い上げるのがどれも圧巻。どの組合せでもヒットチャートを席巻できること間違いなし。

イル・ヴォーロ 約2年ぶりとなる来日公演がスタート

ニュー・アルバム『MUSICA~愛する人よ』の中からは2曲。米国で人気を集めた往年のスター・テノール、マリオ・ランツァのシグネチャー・ソングである〈僕の恋人でいて欲しい〉も素晴らしかったが、アルバム冒頭を飾るドラマティックなオリジナル・ソング〈愛する人よ〉にも魅了。2019年2月に開催された第69回サンレモ音楽祭でも堂々3位に輝いたばかりの楽曲だけあって、会場を大いに湧かせた。

結成10周年らしい特別な楽曲としては、今年1月に南米パナマで開催された「World Youth Day(世界青年の日)」のセレモニーでローマ法王を前に歌った瞬間が忘れられないという〈アヴェ・マリア、哀れみの聖母〉、そして2009年に番組でこの曲を3人一緒に歌ったことから、全てが始まったという〈オ・ソーレ・ミオ〉が特に感動的だった。

イル・ヴォーロ 約2年ぶりとなる来日公演がスタート

もちろん、日本のファンとの絆となった名曲〈ノッテ・ステラータ(星降る夜)〉も外せない。サン=サーンスの組曲《動物の謝肉祭》の〈白鳥〉を原曲とするこのナンバーが、フィギュアスケートの羽生結弦選手によって2016~17年、2017~18年の2シーズンにわたってエキシビジョンで使用され大絶賛を浴び、一躍イル・ヴォーロが注目を集めたことは、今さら説明するまでもないだろう。

まさに絶好調のステージ・パフォーマンスの数々。今回も横浜・東京・大阪の各都市にイル・ヴォーロ旋風がが吹き荒れるであろう!

【5月13日横浜みなとみらいホール公演 取材・文:東端哲也】

◆来日公演情報

イル・ヴォーロ イン コンサート

● 5月13日(月)横浜みなとみらいホール 開場17:30 開演18:30 (終了)
● 5月15日(水)東京文化会館大ホール 開場17:30 開演18:30
● 5月17日(金)横浜みなとみらいホール 開場17:30 開演18:30
● 5月18日(土)Bunkamuraオーチャードホール 開場13:00 開演14:00
● 5月21日(火)東京文化会館大ホール 開場13:00 開演14:00
● 5月22日(水)大阪フェスティバルホール 開場17:30 開演18:30

※お問合せ:テイト・コーポレーション
http://www.tate.jp/ticket/ilvolo/ticketilvolo.html

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