ガイカのデビューアルバム『Basic Volume』が7月27日にデジタル配信にてリリースされることが決定した。代名詞であるゴシック・ダンスホールとインダストリアル・エレクトロニックの融合が、一つの到達点に達した作品で、様々なジャンルを吸収しそれをアウトプットした、広大であると同時に密度の濃いアルバムとなっている。
(情報提供:BEATINK)
UKのサウンドシステムカルチャーとエレクトロニックミュージックの境界線をなくすようなサウンドで、リスナーをガイカワールドへと誘う今作。マドンナ、チャーリーXCX、ヴィンス・ステープルズらのプロデュースワークでも知られるソフィーや、以前もコラボレーションしたジャム・シティなどがプロデューサーとして参加。またアナウンスに伴い先行解禁曲「Crown & Key」が、ミュージックビデオと共に解禁された。
「Crown & Key」
この映画的なMVを制作したPaco Ratertaは「初めてこの曲を聴いた時に、俺が子供の時に村で聴いた葬儀聖歌を思い出したんだ。子供の時に見ていた悪夢も一緒に頭の中に浮かんできたね。もしクリスチャンのビジュアル的なイメージを知っているなら、それがグロテスクで堅苦しいのと同時にとても美しいという事もわかるだろう?聖書を持って教会に入った時に俺からはみんなの顔がはっきり見えないけどみんなは俺の方を見ている、そんな子供の頃の記憶がインスピレーションになったんだ。」と語る。
今作ではソフィーがプロデュースをした「Immigrant Sons (Pesos & Gas)」がガイカのキャリア史上一番ポップで感情を揺さぶるような楽曲のうちの1曲である一方、「Crown & Key」はドリルミュージックの影響を感じさせる大胆かつ堂々とした曲となっている。そしてアルバムはミニマルなビートに、メディテーショナルにも儀式的にも聞こえるようなガイカのボーカルが乗った「Spectacular Anthem」で締めくくられる。
博識なガイカのアウトプットは様々な世界に広がっており、アカデミックな知識やイギリスのレゲエサウンドシステム、哲学や政治学、更には仲間のミュージシャンなどあらゆる事から影響を受けて行われている。それらの影響と彼自身のアイデンティティが交わることで楽曲は作られている。
ブリクストンで育ち、サットンの学校に通いジャマイカやグレナダで過ごしたガイカは決してストレートなアプローチを行わない。「俺がやることはいつも『自分らしくいろ、自分が誰であれ人々はそれについてくる』っていうことなんだ。」ガイカは続けてこう語る。「自分がこうだって自分で言ったとしたら、それが自分なんだよ。俺は全てのカラーの人、全ての黒人にこのことを届けていきたい。自分たちが好きなもの、作るもの、やること、そして外からの影響を受けてアートというものがどのように定義づけられるのか、ということに関する考えっていうのをぶち壊そうとトライしているんだ。 」
待望のデビュー・アルバム『BASIC VOLUME』は、7月27日 (金) にデジタル配信で世界同時リリース。
◆ リリース情報
label: Warp Records
artist: GAIKA
title: BASIC VOLUME
release date: 2018.07.27 Fri On Sale
iTunes: https://apple.co/2xTIA2b
Apple Music: https://apple.co/2HtiXVy
TRACKLISTING
1Basic Volume
2Hackers & Jackers
3Seven Churches For St Jude
4Ruby
5Born Thieves
636 Oaths
7Black Empire (Killmonger Riddim)
8Grip
9Clouds, Chemists And The Angel Gabriel
10 Immigrant Sons (Pesos & Gas)
11 Close To The Root
12 Yard
13 Crown & Key
14 Warlord Shoes
15 Spectacular Anthem