KNOWERというバンドをご存知だろうか?ドラマー/プロデューサー/シンガー、ルイス・コールと、シンガーのジェネヴィーヴ・アルターディによるユニットだ。エレクトロ、ファンク、ジャズ、ポップスと、あらゆるジャンルを内包しているサウンドで、YouTubeではルイス・コールらしい、家の中で演奏しているのをワンカットで撮影しているようなMVをアップしている。これを見るだけでも非常に楽しいのだが。
そんなKNOWERが新曲「Different Lives」をリリースした。
元々は2018年のアルバム「Life」のアウトロ的なトラックとして収録されていたものを発展させた楽曲だと思われる。静かな波の音から始まり、優しいキーボードと、遠くで響くルイスのドラムに、優しい2人のユニゾンのヴォーカルが乗ってくる。違う命を生きる二人が同じ思いを共有している、そんな気持ちになる。
今回の新型コロナウイルスをめぐる状況を受けて歌われているようにも感じる。
一方で、不思議と人種差別問題とも符合するかのような。もちろんタイミング的にアーティスト側にその意図はないと思うが、分断ではなく手を取り合って欲しい、そんな思いとともに聞いてしまう。
なお、Louis Coleは自身のツイッターアカウントと、KNOWERのツイッターアカウントで、同じメッセージを発信している。
The way the system is now, and has been, is not alright with me. It truly is not equal for all races. I’ll be here, doing things to fight it every day. If anyone reads this, I hope you fight it too in your own honest way
— Louis Cole (@LouisColeMusic) June 1, 2020
◆ 編集部セレクト Louis Cole / KNOWER プレイリスト
(NO.16編集部)