(情報提供: BEATINK)
「今は怒りを感じることが多々あるし、多くの悲しみを克服しなければいけない時期だと思う。でも、僕が最も高らかに表現したい音は、結束、集団 性、そしてコミュニティーという音なんだ。僕は、みんながこれらすべてを感じることのできる空間を届けたい。」ーPinegrove
近年のUSインディー/エモ・シーンを牽引する若手バンドとして知られるパイングローヴは、新しいアルバム『11:11』を〈Rough Trade〉から2022年1月28日にリリースすることを発表した。
バンド自身がプロデュースを手がけ、クリス・ワラ(デス・キャブ・フォー・キューティー、ザ・ディセンバリスツ、ティーガン&サラ)がミキシングを担当した『11:11』は、2020年の 『Marigold』に続く5枚目のスタジオ・アルバムとなる。また、リードシングル「Alaska」も現在公開中。この曲は、緻密で力強いギターからなるロックで、軽快なリズムが勢いよく飛び出し、次々とフックが登場する。
Pinegrove – “Alaska” (Official Lyric Video)
シンガー/ギタリストのエヴァン・スティーヴンス・ホールがフロントマンを務めるパイングローヴは、これまでのアルバムと同様、『11:11』でも複数の意味を探求している。このタイトルはさまざまな意味として受け取ることができる。一つは、数字が木の列に似ていることから、繰り返し取り上げられているテーマである気候危機にちなんだものであると同時に、アルバムを遊び心溢れたセルフ・タイトル(*松の木が並んでいる様子→パイングローヴ)にしたと捉えることもできる。または、これらの数字は数秘術で「チャンス」「偶然の一致」「シンクロニシティ」を象徴している。パイングローヴは、インディー・ロック、フォーク、オルタナティブ・カントリーを魅力的で芸術的な詩的表現へと融合させ、そこにホールの真摯で心優しいヴォーカルが加わるが、ホールには辛辣で文学的、時には内省的な歌詞を書く傾向があった。だが、その全てが彼らのキャリアを通じて、批評家や音楽ファンから高く評価されている。同時に、ホールは政治的、社会的に意識の高いテーマに取り組むことから決して逃げず、彼がアーティストとして� �進化するにつれ、彼の決意はより強く、より目的が明確になったものになっている。
この夏、パイングローヴは『11:11』の初期トラックである「Orange」を公開した。この曲は、差し迫った気候崩壊に直面しているにもかかわらず、何もアクション を起こさない政府への批判を歌っている。アメリカ北西部の空が燃えている映像にインスパイアされた彼らは、フラストレーションと怒りを歌にしたのだった。この曲は、Stereogum, Brooklyn Vegan, Under the Radar, NME, and Consequenceなどのメディアに取り上げられ、Consequenceは「辛辣」とコメントしており、Pasteは「ゆったりと、思慮に富んだ曲」と評している。様々な想いや、メッセージが込められた最新作『11:11』だが、確実に言えることは彼らの楽曲は聴く者を勇気づけ、元気を与え、明るい気持ちにしてくれるという事だ。
アルバム『11:11』は、2022年1月28日(金)発売。国内流通仕様帯付き盤CDには、歌詞対訳とライナーノーツが封入される。アナログ盤は観音開きジャケのレッド・ヴァイナルが数量限定その他LPも同時発売。名古屋のレコード・ショップSTIFF SLACK(スティッフスラック)ではSTIFFSLACK監修のオリジナル・デザインの帯付きLPが数量限定で販売される。
◆ リリース情報
label: BEAT RECORDS / ROUGH TRADE
artist: Pinegrove
title: 11:11
release date: 2021/01/28 FRI ON SALE
CD 国内仕様盤
RT0270CDJP(解説・歌詞対訳付)
2,200円+税