<特集 – RetroVision>
RetroVisionはフランス出身のDJ/プロデューサー。大のゲーム好きとしても知られているらしく、楽曲制作に目覚めるきっかけも、Playstationの作曲ゲームだったとか。また、影響を受けたアーティストとしては、Skrillexの名前を挙げている。2014年にシングルをリリースして以降、コンスタントにシングルをリリースしたり、リミックスを手がけたりもしている。また、日本のバンド、the peggiesのリミックスも手がけるなど、意外と日本との繋がりもあったりするアーティストだ。
最初のシングル
Ethnic RetroVision
2014年に最初にリリースしたシングルがこの曲。RetroVisionはフューチャーベースにジャンル分けされるようで、シンプルな四つ打ちとベースラインに、うねるようなシンセサウンドが重なる、かなり荒削りに感じられる楽曲。
ブレイク
Puzzle RetroVision
RetroVisioは2016年のこのシングルがブレイクのきっかけになったということ。デビュー当初と比べると、トロピカルハウスのようなHappyな雰囲気と柔らかめのサウンドで、より聞きやすくなっているようにも感じられる。2015年にリリースした曲を聴いてみると、その差がよく分かるのだが、2016年に入ると不思議と音が丸くなっている。デビューからう2016年にかけて、RetroVisionとしての音を色々と模索していたのかもしれない。
ヴォーカル曲
Better With You RetroVision
2020年にリリースされたシングル。RetroVisionは、ヴォーカルをサンプリングすることはあっても、しっかりとヴォーカルをフィーチャーした楽曲はそれほどない。そんなRetroVisionにしては珍しく、しっかりと歌ものとしての楽曲となっている。サウンドもフューチャーベース感はかなり抑えられており、歌ものハウスとして聞くことができる。
リミックスワーク
Alone,Pt.Ⅱ RetroVision Remix Alan Walker , Ava Max
RetroVisionは自身の楽曲だけじゃなくリミックスワークも手がけている。2016年にアラン・ウォーカーがエイバ・マックスとコラボしてリリースした曲をRetroVisionがリミックスしている。オリジナルはスローテンポのナンバーだったが、しっかりとフューチャーベースになっている。
最新曲
Feel It RetroVision
今年リリースされたRetroVisionの最新シングル。テンポは控えめで、高揚感を煽るような鋭角なシンセサウンドもなく、サンプリングボイスがリフレインする、どちらかというと90年代ハウス寄りなディスコにも映えそうなサウンドとなっている。RetroVisionの2022年の新しい方向性を示す1曲となるのかもしれない。