All posts by 清水葉子
楽曲のタイトル
先日、先輩のディレクターから「ドヴォルザークの『ユモレスク』って『ユーモレスク』って言うんじゃないの?」と訊ねられた。彼女は特にクラシック音楽を専門としている人ではなかったので、私は「最近は『ユモレスク』ということの方が…
左手のピアニスト
アメリカのピアニスト、レオン・フライシャーが亡くなった。 私にとってフライシャーは左手のピアニスト、というイメージだ。1928年生まれの彼はわずか10歳で往年の名ピアニスト、シュナーベルに認められ、1952年のエリザベー…
BCJコロナ禍のマタイ受難曲
バッハのマタイ受難曲は私にとって特別な音楽だ。 初めて聴いたのは高校生の頃。今は亡きソルフェージュの先生がバリトン歌手で、ドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と聖トーマス教会合唱団の「マタイ」を絶賛していたのが…
雨とピアノと白いドレス
私は雨女である。時に嵐を呼ぶ女になることもある。季節が変われば東京でも吹雪いたりしてそうなると雪女になったりもする。要するに大切な用事があると雨に降られる、というパターンがお決まりなのだが、その日も梅雨明け前の最後の雨模…
モリコーネよ、永遠に
とあるトーク番組を担当しているのだが、毎回ゲストに1曲選曲してもらって、ラストにその音楽をかける。その時のゲスト、某漫画家の先生が選んだのは映画『荒野の用心棒』のテーマだった。まさにそれを録音編集していた時に作曲家エンニ…
『ポーギーとベス』に見るアメリカ
前回のコラムでオーケストラの始動について書いたが、このコロナ禍で一番煽りを食っているのはオペラ公演だろう。当然声を発することで飛沫感染の危険を孕むし、舞台上で繰り広げられるのはほとんど恋愛劇。演じる歌手がソーシャルディス…
コンサート再開へ向けて
少しずつ世の中が動き出しつつある。東京のオーケストラも徐々に活動を開始し始めているが、その母体が民間だったり、自治体だったり、或いは放送局だったりで、やはり事情が違うので演奏会の再開の仕方もそれぞれのようだ。しかし軒並み…
ハチャトゥリアンの名曲『剣の舞』
東京も梅雨入りした。既に少し前から夏のような蒸し暑さが続いていて、外出時のマスクが辛くなっている。私の自宅から駅までは登り坂を含めて15分程かかるので、下手をすると熱中症になりそうである。公共交通機関で着用なのは仕方ない…
ブルーインパルスとモーツァルト
先日、ブルーインパルスが東京上空を飛行したニュースが大きな話題となった。その日自宅で仕事中だった私は直前にこのニュースを知った。既に夏を思わせる強烈な紫外線の中に出て行くには、薄い黒のニットにショートパンツという軽装、当…

