<特集 – 最新のハードロック>
シティポップ調のサウンドやエレクトロが全盛の時代となっているが、そんなかでも変わらずハードロックは生きている。最新のハードロックを特集。
6年ぶりのアルバム
REALIZE AC/DC
オーストラリアが誇る世界的なハードロックバンド、AC/DC。6年ぶり、通算17枚目のスタジオ・アルバム「POWER UP」が11月13日にリリースされた。リリース初週の全英アルバムチャートでは1位を獲得している。
初期メンバーでもある、マルコム・ヤングが2017年に亡くなり、事実上の活動休止状態になった。しかし、今年9月にSNS上にメンバーの写真がアップされ、活動の再開に期待が集まっていた。
スウェーデンのAC/DC?
DOG FROM HELL THUNDERMOTHER
スウェーデンのAC/DCフォロワーとも言われている、4人組のバンドでメンバーは4人とも女性。デビューは2014年で、今年7月に最新アルバム「HEAT WAVE」がリリースされた。ギターが1人だが、それでもパワーを感じる演奏で、アップテンポの曲から、スローテンポの曲、ストリングアレンジを加えた重厚な曲まで、レパートリーも広い。この曲は「BACK IN BLACK」を彷彿とさせる。
ポーランドのバンドト
CYBERBLADE SHADOW WORRIOR
去年デビューEPがリリースされ、即ソールドアウトになったというポーランドのヘヴィロック・バンド。80年代回帰型、とも言われるオールドスクールなげヴィロックバンド。ドラムこそ重いアレンジとなっているが、ギターの音はそこまで重くなく、どちらかというと疾走感を感じるサウンドになっている。そして、ヴォーカルを立たせたアレンジとなっている。このヴォーカルは、紅一点のアンナが担当していることも特徴的だ。11月18日にリリースされた1stアルバム「CYBERBLADE」がどこまでヒットするのか、注目だ。
4年ぶりの新曲
THE TRIUMPH OF KING FREAK ROB ZOMBIE
80年代にデビューしたバンド、ホワイト・ゾンビのフロントマンとして知られているのが、ロブ・ゾンビだ。1998年にソロ活動をスタートさせ、バンドは解散している。また、映画の監督なども務めるなど、多彩な才能で活躍している。ソリッドなギターサウンドとデジタル・サウンドを融合させ、ドスの聞いた低い声で唸るように歌うそのスタイルはまさに唯一無二だろう。そんなロブ・ゾンビが10月末におよそ4年ぶりとなる新曲をリリースした。2016年以来となるアルバムからのリード曲となる。ニューアルバムも楽しみだ。
ベビメタをフィーチャー
KINGSLYAER FEAT.BABYMETAL BRING ME THE HORIZON
2004年に結成されたイギリス、シェフィールド出身のバンド。バンド名は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の劇中に出てくるセリフらしい。ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムスという5人編成で、曲を聴けばわかるがデスボイスを交えた「デスコア」を標榜していたが、必ずしもデスボイスを入れているわけでもない。10月末に最新作「POST HUMAN:SURVIVAL HOROR」をリリース。なんとベビーメタルをフィーチャーした楽曲も収録している。