<特集 – 夏の思い出2019>
この夏のヒット曲や、フェスで来日したアーティスト、印象に残っているアーティストなど
セニョリータ
SEÑORITA SHAWN MENDES ,CAMILA CABELLO
ケイティ・ペリーやテイラー・スイフトなど、ビッグネームが新曲をリリースした夏になったが、サマーアンセム、と呼べるほどのビッグヒットはなかったように思う。その中でも、夏を感じさせるヒット曲となったのは、ショーン・メンデスとカミラ・カベロの「セニョリータ」ではないだろうか。
2人の関係も噂されているが、ラテン系のまったりとしたナンバーは、一夏の燃え上がる恋を思わせる一曲だ。
シュウラ
RELIGION(LAY YOUR HANDS ON ME) SHURA
ラジオOAランキングで見ると、伏兵と言ってもいいかもしれないヒットとなったのが、ロンドン出身のシンガーソングライター、Shura(シュウラ / シャウラ)の「RELIGION」だ。8月16日にリリースされたニューアルバム「THE STAGE」からの新曲だが、前作がポップ寄りだったが、新曲から漂うのは、より音楽性を深めたサウンドだ。ここから一気にブレイクとなるか、注目。
チャンス・ザ・ラッパー
ALL DAY LONG FEAT.JOHN LEGEND CHANCE THE RAPPER
この夏、話題を集めたリリースの一つが、チャンス・ザ・ラッパーのアルバム「THE BIG DAY」ではないだろうか。これまでミックステープをリリースしてきたチャンス・ザ・ラッパーの、正式なデビューアルバム、となるそうだ。
ジョン・レジェンド、デス・キャブ・フォー・キューティー、アン・ヴォーグ、ショーン・メンデス、ニッキー・ミナージュと、客演陣も超豪華。
内容としては、家族について歌っているものが多いらしい。そのサウンドについては、アメリカでは批判的な声も上がっているようだが、ポップでクールな1枚になっていると感じる。
THE 1975
I LIKE AMERCA & AMERICA LIKES ME THE 1975
20周年を迎えたサマーソニックでは、THE 1975が印象的だった。デビュー時は、ポップバンドでどこまで行くのかな、という印象もあったが、バンドメンバーとコーラス2人だけというシンプルなアレンジで登場。しかし、そのパフォーマンスは、メインアクトでも良かったのは?というほど、クオリティも高く、この曲のフロントマンのマシュー・ヒーリーの鬼気迫る歌は、強烈に印象に残った。来年はオリンピックの影響でサマーソニックは開催されないが、2021年、充電された新しいサマソニに期待。
ケミカル・ブラザーズ
GOT TO KEEP ON THE CHEMICAL BROTHERS
フジロックでは、ケミカル・ブラザーズが初日の大トリを飾り、グリーンステージをダンスホールに変えた。これまでのヒット曲はもちろん、ニューアルバム「NO GEOGRAPHY」からのナンバーも印象的だった。この「GOT TO KEEP ON」では、スクリーンに映し出された毛むくじゃらの人が、曲に合わせて手をかざすと、その手からオーディエンスに向かってサーチライトが放たれるという、音と映像と照明がリンクした演出も。さらには会場に紙吹雪が乱舞し、最高のスタートを切った。ただ、今年のフジロックはかなりの大雨にも見舞われ、
大変だったようだ。来年はオリンピックの影響で8月に時期をずらして開催予定。