西洋音楽が見た日本
ぐっと肌寒くなってきた。仕事が少し落ち着いているこの時期、私もコンサートや観劇に行く機会が多くなっている。ただ日々続々とコンサート情報が出てくるので、気が付くとチケットが完売だったり、慌てて残り少ない席を押さえたりするこ…
コラム
ぐっと肌寒くなってきた。仕事が少し落ち着いているこの時期、私もコンサートや観劇に行く機会が多くなっている。ただ日々続々とコンサート情報が出てくるので、気が付くとチケットが完売だったり、慌てて残り少ない席を押さえたりするこ…
すごいものを観てしまった。聴いてしまったというべきか。いや、全身の感覚を捉えられたという意味では体験したといった方が正しいかもしれない。 なんといっても橋本愛である。近寄りがたいほどの美貌と、どこかエキセントリックな魅力…
室内楽の中でも五重奏曲というのは、楽器編成によって全くイメージが変わるので面白いのだが、いつも同じ曲しか聴いていない気がしてしまう。最も有名なのはやはりシューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」だろうか。小中学校の音楽の授業でも…
東京・春・音楽祭の仕事に関わっていたこの春から、イタリアの指揮者、ムーティが秋にも来日して、ヴェルディの「アッティラ」を指揮するということを知り、私は驚くと同時にとても楽しみにしていた。音楽祭の実行委員長である鈴木幸一氏…
世の中、大河ドラマのせいか源氏物語ブームである。そのブームに乗ったわけではないのだが、少し前からお香にはちょっと興味を持っている。最近インテリアショップでも和小物のコーナーには大抵お香セットが置いてあるので、ついつい引き…
甲子園が終わると夏もそろそろ終わりである。この時期に行われるのがMETライブビューイングのアンコール上映だ。先シーズンのプログラムを中心に過去の評判となった演目もいくつか上映されるので、見逃した作品はここで観るチャンスで…
夏はまだまだ終わらない。今年のお盆期間は10日間ほど実家に滞在していたのだが、その間も二つのコンサートに出かけた。一つはハーディングと都響によるサントリーホールの定期演奏会で、初日の公演で地震が起こるというハプニングがあ…
その日のコンサートは身震いするほど熱狂的なラストだった。 今年は8月になってから地震や台風、自然災害の猛威の予兆が不気味な足音で近づいている。先日宮崎県の日向を襲った震度6弱の地震で、長年懸念されている南海トラフ地震の不…
夏休み企画を楽しむ、能の次はバレエである。 子どもの頃、アンデルセンの童話集を買い与えられて熱心に読んでいた。なかでも私が好きだったのが「人魚姫」。泳ぎが苦手だったのもあるが、母親からおかっぱ頭を強制させられていた私は、…
この季節になるとさまざまな文化系の公演や催し物は夏休み企画が増え、子どもや初心者向けのプログラムが多くなる。親子で楽しむ企画や、初めてそのジャンルに触れる人、普段はあまり行き慣れない客層を意識したイベント感覚の催しも多い…