2025秋の来日公演④〜ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
この秋の来日公演、先のコラムでも書いた3公演で(お財布事情的にも)おしまいにするつもりだったのだが、ひょんなことから転がり込んできたチケットにより、突如追加してしまおう。現代若手ナンバーワンの呼び声も高い、フィンランド出…
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この秋の来日公演、先のコラムでも書いた3公演で(お財布事情的にも)おしまいにするつもりだったのだが、ひょんなことから転がり込んできたチケットにより、突如追加してしまおう。現代若手ナンバーワンの呼び声も高い、フィンランド出…
10月下旬に集中した秋の来日公演の中でダークホースだったのはロサンゼルス・フィルハーモニックだろう。 土地柄ハリウッドとも関係の深いこのオーケストラは、2003年にウォルト・ディズニー・コンサートホールという新たな本拠地…
この秋の来日公演で最も大きな話題になっているのは9年振りの来日となるウィーン国立歌劇場の引越し公演だろう。指揮者とオーケストラ、歌手陣だけでなく、舞台美術や演出、照明も含めて丸ごとやってくる引越し公演は、招聘元のNBSの…
音楽の秋到来。そして今年は来日公演が大ラッシュ状態である。ところが円安の煽りを受けてチケット代は軒並み高騰している。音楽ファンも厳選してチケットを入手しなければならない。…となると主催側としてはプロモーション活動も非常に…
個人的なことを書くが、先月父が亡くなった。父はここ2年余り、ずっと入院していたので、遠からずこの日がやってくることは私も家族も予想はしていた。だから正直なところ、すごくショックというわけではなかった。最近はほぼ1日眠って…
日本を代表する作家、三島由紀夫の生誕100年である今年、三島作品をぼんやり読み直していた私はある日、SNSに興味深いバレエ公演の告知を見つけた。20世紀バレエ界の巨匠、モーリス・ベジャールが演出振付した「M」である。東京…
久しぶりの出張で能登半島へ。防災番組を担当しているので、被災地や地方のコミュニティFM局を訪れて取材することは度々あるのだが、予算の関係上、そうそう出張費が出るわけでもなく、今回は自腹である(トホホ)。 それでも能登半島…
先日、サントリー音楽賞を受賞した作曲家、近藤譲のオペラ『羽衣』が日本初演された。タイトルの通り、これは能を素材とした作品である。前回のコラムで取り上げた細川俊夫もそうだが、日本人作曲家にとって(最近は欧米の作曲家にも波及…
2025年8月、新国立劇場で新作オペラ「ナターシャ」が世界初演された。 もともとこれは新国立劇場の大野和士監督による日本人作曲家委嘱シリーズ第3弾としての企画で、作曲は細川俊夫、台本は多和田葉子。二人とも活動拠点がドイツ…
東京交響楽団の音楽監督、ジョナサン・ノットが今シーズンで退く。ラインナップを見るとどれも意欲的なプログラムだが、この日はブリテンの「戦争レクイエム」が取り上げられるということで、なかなかライブで聴く機会のない演目でもあり…