副業作曲家、アイヴズ
現代でも副業を持つ人は多いようだが、クラシックの作曲家もダブルワーク派が何人か存在した。ピアニスト兼、指揮者兼作曲家とか、音楽ジャンルの中での副業は別にして全くの異業種との掛け持ちをしていた作曲家にはどんな人がいるのだろ…
コラム
現代でも副業を持つ人は多いようだが、クラシックの作曲家もダブルワーク派が何人か存在した。ピアニスト兼、指揮者兼作曲家とか、音楽ジャンルの中での副業は別にして全くの異業種との掛け持ちをしていた作曲家にはどんな人がいるのだろ…
エサ=ペッカ・サロネンがフィルハーモニア管弦楽団を率いて来日した。 実はこのソリストにはヴァイオリンの庄司紗矢香の他に、ノルウェーの名チェリスト、トゥルルス・モルクがサロネンの新作のチェロ協奏曲を日本初演するはずだった。…
近頃NHK交響楽団の定期公演のプログラムが面白い。おっと思うような珍しい曲がラインナップされているし、来日オーケストラの公演よりはチケットも安価で購入しやすい。今月は収録の合間を縫って二度足を運んだ。 一度目はクリストフ…
ついに、「紅天女」がオペラになった。 「紅天女」とはなんぞや、という人もいるかもしれないので、一応説明しておこう。漫画「ガラスの仮面」は連載40周年を迎えてなお未完の大作であり、大ベストセラーでもある作品。 主人公は演技…
2020年、令和2年が明けた。 毎年年末にバタバタと簡単なお節料理だけは作るので、それをつまみながらウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中継を鑑賞するというのがスタンダードな私の元旦の過ごし方である。 そのウィーンフ…
年末である。年末は毎年変わらずやってくるはずなのに、今年はスケジュールを詰め込みすぎてコラムを書く時間が全くなくなってしまったという言い訳をしておこう。2019年最後のコラムなので、雑多な内容になってしまうのだが、お許し…
昨年初めて聴いたアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンが今年も来日した。同じ紀尾井ホールと、今年はすみだトリフォニーホールでの協奏曲のプログラムも組まれていた。私は日程的にも先だった紀尾井ホールのソロ・リサイ…
11月の最後に行ったコンサートはアレクサンドル・タローのピアノリサイタルだった。タローはフランスを代表するピアニスト。ミュンヘン国際音楽コンクール第2位受賞の実力、その活動はオーケストラとの共演だけでなく、室内楽やポピュ…
現代の日本は世界中の一流指揮者とオーケストラが毎年のように来日する、クラシック音楽界におけるアジアでの重要な拠点である。 まず三大オーケストラといえば、伝統あるニューイヤー・コンサートで名高いウィーン・フィルハーモニー管…
先日METライブビューイングのプレミア試写会に行ってきた。 ニューヨークメトロポリタンオペラの公演の開幕とほぼ同時期に行われるこの試写会だが、今年はMETの音楽監督、ヤニック・ネゼ=セガンがちょうどフィラデルフィア管弦楽…