ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2020
2020年、令和2年が明けた。 毎年年末にバタバタと簡単なお節料理だけは作るので、それをつまみながらウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中継を鑑賞するというのがスタンダードな私の元旦の過ごし方である。 そのウィーンフ…
2020年、令和2年が明けた。 毎年年末にバタバタと簡単なお節料理だけは作るので、それをつまみながらウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中継を鑑賞するというのがスタンダードな私の元旦の過ごし方である。 そのウィーンフ…
年末である。年末は毎年変わらずやってくるはずなのに、今年はスケジュールを詰め込みすぎてコラムを書く時間が全くなくなってしまったという言い訳をしておこう。2019年最後のコラムなので、雑多な内容になってしまうのだが、お許し…
昨年初めて聴いたアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンが今年も来日した。同じ紀尾井ホールと、今年はすみだトリフォニーホールでの協奏曲のプログラムも組まれていた。私は日程的にも先だった紀尾井ホールのソロ・リサイ…
11月の最後に行ったコンサートはアレクサンドル・タローのピアノリサイタルだった。タローはフランスを代表するピアニスト。ミュンヘン国際音楽コンクール第2位受賞の実力、その活動はオーケストラとの共演だけでなく、室内楽やポピュ…
現代の日本は世界中の一流指揮者とオーケストラが毎年のように来日する、クラシック音楽界におけるアジアでの重要な拠点である。 まず三大オーケストラといえば、伝統あるニューイヤー・コンサートで名高いウィーン・フィルハーモニー管…
先日METライブビューイングのプレミア試写会に行ってきた。 ニューヨークメトロポリタンオペラの公演の開幕とほぼ同時期に行われるこの試写会だが、今年はMETの音楽監督、ヤニック・ネゼ=セガンがちょうどフィラデルフィア管弦楽…
地下鉄から渋谷の地上に出た途端に「しまった」と思った。そう、その日は10月31日。ハロウィンだったのである。仮装した若者たちの間を通り抜けながら私が向かったのはBunkamuraのル・シネマ。ボリショイバレエのライブビュ…
映画「蜜蜂と遠雷」を観た。原作は恩田陸の小説で、若きピアニストたちの葛藤と成長を描くコンクールを舞台にした物語。直木賞と本屋大賞をダブル受賞というのもあって、当時から関連の音源が発売になるなど、音楽業界でも話題になってい…
およそシューベルトのピアノソナタほど聴くのに覚悟が必要な音楽もないと思う。少なくとも私はそうである。正直ピアノをやっていた学生の時もどう弾いたらよいのかよくわからなかった。いつも手探りで捉えどころがないように感じていた。…
秋はコンサートが目白押しである。特に土日は様々なコンサートが重なって、行きたくでも行けないコンサートが出てきてしまったりする。音楽関係者の中にはギリギリの移動時間でハシゴする人も多いらしいが、あまり詰め込み過ぎると落ち着…