ベルチャ・クァルテット、進化継続中
東京もいよいよ梅雨入り。朝から大雨でも文句は言えない。しかし予定がクラシック音楽のコンサートとなると、少々恨めしく思える。 この日は夜、トッパンホールでベルチャ・クァルテットのコンサート。室内楽の殿堂と呼ばれるこの素晴ら…
東京もいよいよ梅雨入り。朝から大雨でも文句は言えない。しかし予定がクラシック音楽のコンサートとなると、少々恨めしく思える。 この日は夜、トッパンホールでベルチャ・クァルテットのコンサート。室内楽の殿堂と呼ばれるこの素晴ら…
5月4日(木祝)みどりの日 この日は東京国際フォーラムへ。ゴールデンウィーク後半になり、有楽町周辺はものすごい人だかりである。月島在住の友人の構成作家K女史とホールC前のカフェで待ち合わせする。もはや初夏の陽気で昼間はノ…
久しぶりにリート・リサイタルを聴く。 リートとはドイツ語で歌曲のこと。リート・リサイタルはクラシックコンサートの中でもお客さんが入りにくい、という話を聞いたことがある。確かに歌詞が外国語という点でまずハードルが上がる。ざ…
N響、ファビオ・ルイージ、東京芸術劇場。 私は現在、この三者が揃ったら当たり、だと思っている。オケと指揮者、ホールの相性がぴったりでいつも素晴らしい演奏を聴かせてくれるのである。 この日もいそいそと楽しみに支度をしていた…
紀尾井ホールは私の好きなコンサートホールのひとつだ。室内オーケストラに最適な比較的小規模なサイズのホールで、上品な木目の内観に美しいシャンデリア。座席もゆったりと配置されていて座りやすいし、なんといっても音響が素晴らしい…
2020年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日が決定した。欧米のオーケストラやアーティストの来日が軒並み中止となっている中、しかも本国オーストリアではロックダウンという最中に、このニュースはクラシック音楽業界では少な…
先日、先輩のディレクターから「ドヴォルザークの『ユモレスク』って『ユーモレスク』って言うんじゃないの?」と訊ねられた。彼女は特にクラシック音楽を専門としている人ではなかったので、私は「最近は『ユモレスク』ということの方が…
緊急事態宣言が出た。 その翌日に職場に出向くというのも因果な商売だが、仕方ない。コンサートもほぼ延期や中止の現在、かなり在宅仕事に切り替えている部分もあるのだが、やはりスタジオで行わなければならない収録もあるし、納品作業…
ストラディヴァリウスといえばヴァイオリンの最高峰の銘器である、ということは特に音楽愛好家でなくても知っている話であろう。圧倒的な音色を持ちながら、それは選ばれた演奏家だけがその音を奏でることができる。今では残っている楽器…