インキネン、日フィル最後のクレルヴォ交響曲
今ではすっかりお馴染みの場所となった赤坂アークヒルズ。職場にもほど近いので、よく足を運ぶ。 そこにあるクラシックコンサートの会場がサントリーホールだ。在京オーケストラの定期公演もほとんどこのホールで行われている。サントリ…
今ではすっかりお馴染みの場所となった赤坂アークヒルズ。職場にもほど近いので、よく足を運ぶ。 そこにあるクラシックコンサートの会場がサントリーホールだ。在京オーケストラの定期公演もほとんどこのホールで行われている。サントリ…
職場の同僚の男性ディレクターに「クラシック音楽っていつも同じ曲を聴いてて面白いの?」と以前言われたことがある。まぁ、そんなふうに思う人が多いのかもしれないが、クラシックコンサートの楽しみ方には大きく二つの醍醐味があると思…
新年度を迎えたのと同時に、国のコロナウィルスの扱いが一段階緩くなったことも影響してか、世の中の様々な動きが加速している。 先日、ドイツの名門レーベルであるドイツ・グラモフォンの記者会見が上野の東京文化会館で行われた。音楽…
パトリツィア・コパチンスカヤ。彼女を何と呼ぶべきか。もちろん稀に見る才能を持つ音楽家であることは確かなのだが、その存在感は現代のクラシック音楽界におけるジャンヌ・ダルクか、アイドル(隣の席の男性もオペラグラスで覗き込んで…
少し前のことになるが、すみだトリフォニーホールでの新日本フィルハーモニー交響楽団の定期公演を聴きに行った。錦糸町は職場である半蔵門からは地下鉄で一本なのだが、近頃はスタジオで仕事することが減っているので、少し億劫に思えて…
その日は冷たい雨の日だった。私は電車に乗っていたが音楽が聴きたくなってiPhoneを取り出す。ふと、先日亡くなったバート・バカラックの「雨にぬれても」を選ぶ。J.B.トーマスが歌う、その穏やかで懐かしいメロディーになんと…
立春の午後、川口総合文化センター・リリアでアントネッロの公演が行われた。昨年はコロナに罹患して一度公演を聴き逃してしまった私としては、年明けに知らせを受け取ってから、それこそ体調を万全にして、期待に胸を膨らませて川口駅に…
12月で担当番組が終了したので、新年になってからはわりとのんびり過ごしている。なにしろ週50時間近い番組を制作していたので、正直かなり多忙だった。会社員だったら労働問題になるところである。コンサートやアートを鑑賞したり、…
現代のグローバル社会に於いて「西洋」という括りは若い世代の間ではあまり使わないワードかもしれない。インターネットが世の中に登場してからというもの、地球の垣根は取り払われたかに思えた。情報の世界だけにとどまらず、もちろんそ…