ウィーン・フィル〜コロナ禍の来日公演
前回ウィーン・フィルの来日について少し触れたのだが、欧米では再び新型コロナ・ウィルスの感染拡大が懸念される中、彼らの来日公演は全て行われることとなった。もちろん指揮者のワレリー・ゲルギエフも共に、である。これは日本の音楽…
前回ウィーン・フィルの来日について少し触れたのだが、欧米では再び新型コロナ・ウィルスの感染拡大が懸念される中、彼らの来日公演は全て行われることとなった。もちろん指揮者のワレリー・ゲルギエフも共に、である。これは日本の音楽…
2020年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日が決定した。欧米のオーケストラやアーティストの来日が軒並み中止となっている中、しかも本国オーストリアではロックダウンという最中に、このニュースはクラシック音楽業界では少な…
今話題の映画「TENET」を観た。冒頭から凄まじい勢いでストーリーが展開していくのだが、始まりはキエフのオペラハウス。そこでテロリストが舞台上に現れ、オーケストラの中に乱入し、楽器を叩きつけ人々を殺傷するシーンは音楽に携…
ウィズコロナ時代の人付き合いはなかなか微妙である。外食自体を躊躇する人がいるかと思えば、少人数であればさほど神経質にならない人もいる。同じ感覚を持ち合わせていればスムーズだが、そうでない場合、相手の考えは当然尊重するけれ…
「Nessun Dorma!〜誰も寝てはならぬ」 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の劇中でも1番のハイライトであるこのアリアは、2006年のトリノオリンピックで金メダルを獲った、フィギュアスケートの荒川静香選手がフ…
台風シーズンとなり、めっきり涼しくなっているこの連休である。このところ私はすっかり通常の仕事モードに戻りつつあり、コロナ以前と同様に毎日スタジオに通う日々。その間に誕生日を迎え、年齢を実感してしまった。というのも仕事柄、…
夏の終わりのラジオの制作現場は10月からの番組改編期に当たり、仕事が大きく変わる時期でもある。新番組、終了番組、そして引き続いていく番組。そこに今年は新型コロナの問題もあり、昨年の同じ時期とはやはり少し様子が違っていると…
先日、先輩のディレクターから「ドヴォルザークの『ユモレスク』って『ユーモレスク』って言うんじゃないの?」と訊ねられた。彼女は特にクラシック音楽を専門としている人ではなかったので、私は「最近は『ユモレスク』ということの方が…
アメリカのピアニスト、レオン・フライシャーが亡くなった。 私にとってフライシャーは左手のピアニスト、というイメージだ。1928年生まれの彼はわずか10歳で往年の名ピアニスト、シュナーベルに認められ、1952年のエリザベー…