新作オペラ『ナターシャ』の最先端
2025年8月、新国立劇場で新作オペラ「ナターシャ」が世界初演された。 もともとこれは新国立劇場の大野和士監督による日本人作曲家委嘱シリーズ第3弾としての企画で、作曲は細川俊夫、台本は多和田葉子。二人とも活動拠点がドイツ…
清水葉子
2025年8月、新国立劇場で新作オペラ「ナターシャ」が世界初演された。 もともとこれは新国立劇場の大野和士監督による日本人作曲家委嘱シリーズ第3弾としての企画で、作曲は細川俊夫、台本は多和田葉子。二人とも活動拠点がドイツ…
東京交響楽団の音楽監督、ジョナサン・ノットが今シーズンで退く。ラインナップを見るとどれも意欲的なプログラムだが、この日はブリテンの「戦争レクイエム」が取り上げられるということで、なかなかライブで聴く機会のない演目でもあり…
映画「国宝」が話題である。伝統芸能である歌舞伎の世界を描いたこの作品は上映時間3時間という長尺にも関わらず、連日大ヒットを記録。人気若手俳優、吉沢亮と横浜流星という二人が主役を演じているということも話題のひとつだろう。 …
久しぶりのMETライブビューイング。珍しく初日に東劇に赴いたのは今回のプログラムがリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」だったから。この春には丸の内の三菱一号館美術館でオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」の挿絵で有名なビアズ…
京都を去る日は大雨だった。そんな日にイノダコーヒで朝食を。「京の朝食」セットはスクランブルエッグとハム、たっぷりのサラダとフルーツ、クロワッサンと飲み物がつく。雨のせいで蒸していたのでアイスカフェオレをオーダー。ボリュー…
久しぶりの京都来訪である。コロナ禍直前の京都に訪れたのは2020年の冬のことだ。1回目の緊急事態宣言直前だったので、既に海外からの観光客は激減し、およそ京都とは思えない人通りの少ない祇園界隈を思い出すと、今、この外国人観…
最近メガネをかけることが多くなった。少し前から老眼が気になってきて、読み書きするのに老眼用のメガネをかける機会が増えたせいでもある。 当世の流行りでは老眼鏡とは言わずに「リーディンググラス」などと呼ぶらしい。元来私は近視…
映画「教皇選挙」が話題だ。奇しくも現実のローマ教皇フランシスコが亡くなったことで注目を浴び、ロングランを続けている。 キリスト教といってもその教派はいくつかあるわけだが、教皇選挙が行われるのは世界最大のキリスト教の教派、…
クラシック音楽といえばバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどの王道名曲、時々ショパンやラフマニノフなどロマンティックなピアノ作品が特に女性に人気がある傾向だが、それ以外では映画やTVなどでチャイコフスキーやマーラーなど…
ラジオに関することで最近話題だったのが、彬子女王殿下が「オールナイト・ニッポン」に出演したというニュースだ。彬子女王殿下は第123代大正天皇の曾孫にあたり、母方には元首相の麻生太郎、遡れば吉田茂に繋がる家系図が見える。そ…