藤原歌劇団と市民参加による合唱の祭典オペラ・ガラ・コンサート
先日、『カルッツかわさき』という川崎市に新しくできた文化総合施設のホールに行ってきた。開館記念公演として行われた藤原歌劇団と市民合唱団による、オペラ・ガラ・コンサートを聴くためだ。9月から10月にかけてラジオ業界は番組改…
清水葉子
先日、『カルッツかわさき』という川崎市に新しくできた文化総合施設のホールに行ってきた。開館記念公演として行われた藤原歌劇団と市民合唱団による、オペラ・ガラ・コンサートを聴くためだ。9月から10月にかけてラジオ業界は番組改…
私が担当しているラジオ番組の中でも最も長い期間となったのが衛星デジタル音楽放送ミュージック・バードの「ニューディスク・ナビ」という番組である。今年の10月で満10年を迎えた。これは音楽評論家の山崎浩太郎さんが選曲、ナビゲ…
音楽コラムなのにいきなり映画の話で始まるのをお許し頂きたい。しかもとうに公開が終わっている映画『メッセージ』についてである。私が腰の重いタイプだというのもあるが、これに関してはじっくりと反芻する時間が必要だったのだ。そし…
秋の到来を感じる季節になったところで今回は恋の話である。今も昔も恋愛が芸術の創造に深く結びついているのは確固たる事実で、作曲家にとってもそれは同じだ。小説や映画のモティーフにも度々取り上げられる三人の例をとってご紹介しよ…
私は音楽評論家でもプロのライターでもないので、このコラムも「クラシック音楽について、専門的になり過ぎない内容で好きに書いて下さい」と言われたのをいいことに、今回は更に個人的趣味でクラシック音楽を紹介したいと思う。ずばり小…
もう時効なので白状してしまうと、私はもともとあるレコード店のクラシックのCD売り場でセールスをしていた経験がある。主に輸入盤のバイヤーを任されていたので、その売れ筋を紹介するため一時期は某ラジオ番組に出演(!)したりもし…
先日ジェーン・バーキンと東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに出かけた。ジェーン・バーキンはイギリス出身だが、フランスを代表する女優、歌手で1970年代にパートナーのセルジュ・ゲンズブールとのコンビで一世を風靡し、時…
バッハの音楽はいつも私の人生の節目節目にあった。 好きな作曲家は誰か?と訊かれたら私はヨハン・セバスティアン・バッハだと答えるだろう。モーツァルトの天真爛漫な哀しさも、ブラームスの深いロマンティシズムも、マーラーの世紀末…
ラジオの番組制作で私が出会った様々な音楽たち 私は普段ラジオの番組制作をしているわけだが、放送で聴く音楽、とりわけラジオで聴く音楽は自分で選んだ曲ではない、ということが一番の醍醐味だと私は思う。ふと耳に入ってきた時に聴く…
夏の音楽の楽しみといえばライヴ・コンサート! 暑い季節のクラシック音楽の楽しみ方はいろいろ。前回ご紹介したようなノリのよい南米の音楽、涼を感じる「水」をテーマにしたコンセプト・アルバムを聴く、というのもありだが、ずばり夏…