新世代の指揮者クラウス・マケラ
私がクラウス・マケラの名前を知ったのは、ミュージックバードの担当番組「ニューディスク・ナビ」でその新譜を取り上げた時である。聞き慣れない名前は番組パーソナリティである山崎浩太郎さんの解説によると、フィンランド出身の20代…
私がクラウス・マケラの名前を知ったのは、ミュージックバードの担当番組「ニューディスク・ナビ」でその新譜を取り上げた時である。聞き慣れない名前は番組パーソナリティである山崎浩太郎さんの解説によると、フィンランド出身の20代…
番組改編期は新番組が始まるとともに長年やってきた番組が終わる季節でもある。私も今回の改編ではTOKYO FMで9年間という長い期間制作を続けてきた「SYMPHONIA」が終了することになった。 9年前に番組が始まる時は急…
2月は短いのであっという間に過ぎてしまったが、その終わりと3月の頭にかけてタイプの違うヴァイオリンのコンサートを3回聴く機会があった。その中でコンサートのマナーについて気になったことがいくつかあったので、それも含めてここ…
前回のコラムで書いた大阪へのコンサート遠征から戻った翌日、私はすぐに番組の収録が控えていた。午前11時半からTOKYO FMの SYMPHONIAの収録。新幹線が遅れたらどうしよう、というギリギリの時間ではあったが、ほぼ…
前回のコラムで映画の話題を取り上げたばかりなのだが、続けて試写で観た映画があった。タイトルは「女王陛下のお気に入り」。ベネチア国際映画祭で銀獅子賞と女優賞のW受賞で話題の映画だ。 18世紀初頭、フランスとの戦争状態にある…
ベルリン・フィルの音楽監督を終えたサイモン・ラトルの次の活動の場は母国イギリスのロンドン交響楽団だ。そのロンドン交響楽団を率いて初の日本ツアーがこの秋行われている。 私にとってサイモン・ラトルというと未だに青年指揮者、と…
「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。またただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」 ご存知「枕草子」の一節。私はこの夏についての描写がとても好きだ。もちろん平…
仕事でいつもお世話になっている音楽評論家の山崎浩太郎さんが「爆クラ」に出演するというので、先日の夜、代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」に出かけた。マルチに活躍する湯山玲子さんの主催するこのトークライブは、クラシ…
普段あまり風邪をひかない体質の私だが、ひく時は急に喉が痛くなり、高熱が出て1日寝ていると翌日にはスッキリ、という後腐れのない風邪のひき方をする。しかも倒れるのは週末とか年末とか連休中とかなので、普段人には滅多なことでは体…