知られざる日本人作曲家
現代のグローバル社会に於いて「西洋」という括りは若い世代の間ではあまり使わないワードかもしれない。インターネットが世の中に登場してからというもの、地球の垣根は取り払われたかに思えた。情報の世界だけにとどまらず、もちろんそ…
現代のグローバル社会に於いて「西洋」という括りは若い世代の間ではあまり使わないワードかもしれない。インターネットが世の中に登場してからというもの、地球の垣根は取り払われたかに思えた。情報の世界だけにとどまらず、もちろんそ…
この秋はなんとコンサートやらオペラやらに出掛ける機会が多いことか。それだけコロナ以降滞っていた来日公演や上演があるということなのだが、いかんせん番組制作の仕事もしているので、全ての公演に足を運ぶということもできない。自腹…
実は5月に夫婦で会社を設立した。私たちは同業者なので、お互いフリーでやるより法人化した方が何かとメリットが多いと考えてのことである。 ……というのは表向きの理由で、夫が仕事上、法人の方がやりやすい案件が多かったからで、そ…
私がクラウス・マケラの名前を知ったのは、ミュージックバードの担当番組「ニューディスク・ナビ」でその新譜を取り上げた時である。聞き慣れない名前は番組パーソナリティである山崎浩太郎さんの解説によると、フィンランド出身の20代…
長らく世界的なパンデミックでクラシック音楽界の来日も軒並みストップしていた時期があったが、最近ようやくアーティストの入国もスムーズになり、コンサートは活況を呈してきている。その中でやはり来日中止となっていたマルタ・アルゲ…
この秋は緊急事態宣言が明けたこともあり、日本のクラシックコンサートも徐々に活況を呈してきた。それでもまだ海外のオペラやオーケストラ団体などの来日は限られているが、昨年に引き続き、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団だけは予…
三度目の緊急事態宣言における文化庁長官の声明文を読んだ時、熱い思いがこみ上げてきた。「芸術文化は決して不要不急ではなく、人間の健康と幸福を維持するために必要不可欠なものである」という言葉に勇気づけられた人も多いことだろう…
このコラムにも登場する幾多のコンサートホール。優れた音響を誇るところは大抵永田音響設計が手掛けたものである。サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール、紀尾井ホール、そして京都や札幌のコンサートホールなど。 その中…
目下私の一推しのアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンがこのコロナ禍に来日するという情報を耳にした。しかも共演は、これまた生でその演奏を聴いて以来すっかりファンとなってしまったヴァイオリニストの庄司紗矢香とな…
前回ウィーン・フィルの来日について少し触れたのだが、欧米では再び新型コロナ・ウィルスの感染拡大が懸念される中、彼らの来日公演は全て行われることとなった。もちろん指揮者のワレリー・ゲルギエフも共に、である。これは日本の音楽…